チャーシューって炊飯器で作るとすご~く簡単なんです♪
炊飯器を使ったチャーシューの作り方をご紹介。
レシピ・作り方
じつは炊飯器でチャーシューが作れるってご存知ですか?
鍋で作るのと変わらない、あるいはそれ以上の素晴らしいチャーシューができるのです。
材料も調味料も特別なものは必要ありません。
とっても簡単な炊飯器チャーシューの作り方を紹介します。
まず、豚かたまり肉、にんにく、しょうが、ねぎの青い部分を用意します。
調味料は醤油だけでもかまいませんが、みりん、料理酒、砂糖などをプラスしても良いでしょう。
豚かたまり肉は肩ロースでもバラ肉でもお好みのものでかまいません。
スーパーの特売で100g98円程度で販売していることもあるので、大量の作りおきにもおすすめです。
炊飯器ならば容量も十分あるので、肩ロースのチャーシューとバラ肉のチャーシューを同時進行で作ることも可能です。
材料と調味料を入れたら、水をヒタヒタになるくらいまで注いで、あとは普通に炊飯スイッチを押します。
もし、ご飯のできあがりのかたさを選べる炊飯器ならば「ふつう」を選択します。
約1時間ほどで出来上がりますが、竹串をさして肉汁が出てくるようならまだ火が通っていないのでもう一度炊飯スイッチを入れます。
竹串をさして透き通った水が出てくれば完成です。
炊飯器クッキングはむしケーキなど他にもいろいろありますが、チャーシューもぜひおすすめです。
なぜならば美味しいチャーシューはじっくりと低めの温度で温め続けることによってできあがるのですが、炊飯器はまさにそのような調理にピッタリだからです。
内釜に肉や煮汁のにおいがついてしまってお米を炊く時に困るのではないかという心配も不要です。
調理中は醤油やしょうがの香りが部屋中に立ち込めますが、調理後に普通に洗うだけですっかり除去できます。
チャーシューを作った後に普通に炊飯してもいつもと変わらないごはんができます。
出来合いのものよりもリーズナブルな手作りチャーシューなので、食べる時にも思い切って分厚くきってみましょう。
やはりチャーシューはある程度厚みがあった方がその美味しさを十分堪能できるからです。
あまった煮汁も捨ててはいけません。
清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存すれば日持ちもしますし、さまざまな料理に役立てることができます。
焼き肉、肉じゃが、きんぴら、すき焼き、甘辛味の肉料理ならばコレさえあればOKです。
炊飯器を使えばチャーシューはもちろんのこと万能タレもラクラクできてしまうのです。
ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おいしくなるコツと豆知識
炊飯器で作るチャーシューにはちょっとしたコツがあります。
作り方は簡単ですし、材料も調味料も入手しやすいものばかりですが、シンプルだからこそ小技を知っているかどうかでできあがりに大きな差がつきます。
炊飯器で作る絶品チャーシューを紹介しましょう。
まず、かたまり肉は炊飯器に入れる前にフライパンでしっかりと焼き目をつけておきましょう。
炊飯器はコトコトと煮込むのは得意ですが、焼き付けることはできません。
焼き目を入れることは、肉の縮みを防ぎ味を染み込ませる効果もあるので必ずこの工程をかかさないようにしましょう。
そもそもなぜ炊飯器で素晴らしいチャーシューができるのでしょうか。
それは、肉は中心温度が60℃から65℃を保つように火を入れるともっと美味しくなるからです。
ローストビーフも高級品はバラ色をしていますが、この温度を保って調理すればこのような色合いになるのです。
豚肉も同様に、この温度を保つことが大切ですが、豚はレアで食べることはできません。
低温を長時間保つことが必要になりますが、それこそ炊飯器の得意とするところなのです。
また、いくら炊飯器が低温調理が得意だからといって、冷蔵庫から取り出したばかりの肉を投入しては必要以上に調理温度を下げてしまいます。
肉は必ず常温に戻してから使用するように心がけましょう。
さらに、炊飯器で調理した時間と同じ時間だけ休ませるのもポイントです。
この時、保温は必ず切りましょう。
煮汁は肉が冷めていく時に一番染み込みます。
また、熱の伝導は高温から低温へと熱を与えるように伝わっていきますが、休ませる工程で表面の熱が内部まで移動していき、じんわりと中心部まで温まるのです。
肉が焼けたかどうかは竹串をさして透き通った水がでてくるかどうかで確認することもできますが、指で押して弾力をチェックするという方法もあります。
焼けている肉の弾力は、親指と中指で輪を作っている時の親指の付け根程度になります。
もし、焼けていなければもう一度炊飯スイッチを押しても良いですし、中火で熱したフライパンで軽くあぶり、火をとめてそのまましばらく放置するという方法もあります。
以上のように炊飯器で美味しくチャーシューを作るには、およそ100℃になっている肉表面の熱を内部にじわじわと分散させて、全体で60℃から65℃をいかに保つかということにつきます。
炊飯器の機能をいかせば、まるでプロのようなチャーシューを実現するのも夢ではないのです。