誰もが絶賛する有名店のチャーシューがあります。
決して自宅では作れないすごく美味しいチャーシュー。
そんな、一生に一度は食べたい有名店3つのチャーシューをご紹介。
焼き豚の名店その1「肉のたかさご」
沖縄の「あぐー豚」や、北海道の室蘭名物として有名な、豚なのに「やきとり」、横浜中華街、神戸中華街など日本全国に焼き豚の有名な場所や店があります。
各店、各地域、豚肉の素材や味付け方法に思考を凝らしていますが、一生に一度は食べておきたいと人気の、東京はもちろん関東を代表するといっても過言ではない「肉のたかさご」の焼き豚は外せません。
地下鉄大江戸線の月島駅すぐにある佃島で創業60年の老舗精肉店として有名な「肉のたかさご」。
ショーケースにズラリと並ぶ精肉のとなりには唐揚げやコロッケ、メンチカツなどの揚げ物からローストビーフまで多彩に並びます。
肉の仕入れに自信のある店だけに、もちろんどのメニューも美味しさは格別で全国から買いに来るファンもいますが、とくに評判なのが焼豚。
毎朝10時にできたてのアツアツが店頭に並びます。
毎朝10時にできあがる焼豚は、数量限定で真空パックをしていないのでできるだけ早めに味わうもの。
できたての美味しさはまた格別で、この焼豚を求めて、毎朝行列ができるほどです。
「肉のたかさご」には、日持ちのする真空パックに入った焼豚もあります。
こちらは冷蔵した場合は常温に戻してスライスしたり、真空パックごと湯にくぐらせて少し温めていただくといいでしょう。
アルミホイルに包んで、オーブントースターで10~15分焼いてもできたての味に蘇ります。
ただし、絶対にしてはいけないのが電子レンジでの加温。
風味が損なわれ、肉質も固くなってしまいます。
電子レンジを使うのであれば、必ずオーブンモードに切り替えることが必要です。
コクと深みがあり、味付けもしっかりとしている「肉のたかさご」のチャーシューは万能食材として、さまざまなアレンジメニューが楽しめます。
おすすめの美味しい味わい方としては、急な来客でも切るだけで簡単ゴージャスな一皿になるオードブルや、おつまみの定番「ネギチャーシュー」。
スライスして、茹で卵や付け合わせ野菜などと一緒に彩りよくお皿に盛るだけで、お洒落で本格的なおつまみになるでしょう。
食パンやバンズにチャーシューと一緒にトマトやレタス、キュウリなどを挟んでサンドイッチやハンバーガーに。
カレーやシチュー、オムライス、野菜サラダなどに入れて洋風料理として使っても、意外と相性はバツグンです。
もちろん、ラーメンやチャーハンにもなくてはならない存在。
「肉のたかさご」のチャーシューが入っているだけで、インスタントラーメンだって格別なものとなるでしょう。
焼き豚の名店その2「肉の御嵩屋」
全国各地に焼豚の有名店がありますが、東海地区を代表するチャーシューといっても過言ではないほどの人気店が、岐阜県八百津町にあります。
テレビや雑誌でもよく取り上げられる「肉の御嵩屋」は、創業昭和元年。
70年以上の歴史を持つ店で、御年70歳を超える女将が焼き場に立ち、昔ながらの秘伝の製法と味付けにこだわります。
ネット通販でも人気の炭火焼豚も創業当時からの定番メニューで、有名ネットサイトでも上位にランクインしています。
「肉の御嵩屋」の自慢の焼き豚は、素材から一つひとつ吟味し、ていねいに作り上げています。
地産地消にこだわり炭火焼豚に使用する肉は、岐阜県の食肉組合で選ばれた岐阜県産の豚肩ロースのみ、調理過程に必要な野菜などもできるだけ地元のものを使用します。
コクと深みのある味付けが美味しいと評判のチャーシューで、その味付けには、創業明治24年の「味噌平醸造」の本樽仕込みの醤油を使います。
またチャーシューを焼き上げるのに使用する炭まで岐阜県産に徹底。
岐阜県の山奥で営むベテラン炭職人に依頼して「肉の御嵩屋」の焼豚に合うように作ってもらいます。
この炭が、あの香ばしい焙りの香りを出しているのです。
「肉の御嵩屋」の焼豚の特徴は、冷たい状態でも柔らかいこと。
真空パックに入っており、冷蔵庫で保存して食べる時に切りますが、冷たくても包丁の入りがよく、その柔らかさには驚くほど。
よく中華街などで人気の中国人の作る焼豚は、もちろん本格的で美味しいのですが、冷蔵庫で冷やすと固くなるのが難点。
オーブンやお湯で温め直さなければなりません。
炭焼焼豚は、切ってそのままおつまみとして味わうのもよし、相性のいいネギチャーシューにするのもよし、チャーハンやラーメンのお供にするのもよし、オムレツやシチュー、スープなどに入れて洋風料理で味わうのもよし。
しっかりとした味付けなので、万能食材としてさまざまな用途で使用できるのが魅力です。
レンジで30秒ほど温めるとさらに柔らかくなるので煮込み料理など、しっかり火を通す調理をしてもいいでしょう。
製造日より1か月半ほどは日持ちがするので、常備食としておいて、忙しい日の夕食や食材のストックがないときに、焼き豚を細かく切ってネギを散らして、温めたタレをかけて、お手軽チャーシュー丼などもいいでしょう。
こだわり醤油の香ばしいタレがよくご飯に絡みついて、極上のチャーシュー丼になるはずです。
焼き豚の名店その3「もりせん」
横浜中華街や神戸元町中華街、沖縄のあぐー豚、北海道室蘭の豚のやきとりなど全国各地に焼豚の名店があります。
今やその場所に行かなくてもネット通販で簡単に買える時代ですが、現地へ行ったならせっかくなので自分用に購入したり、お土産にも喜ばれます。
備後地域に行く機会があれば、ぜひおすすめしたいのがあまりにも有名な広島県福山の「もりせん」。
全国の百貨店やスーパーの物産展でもよく見かける、全国的な有名店です。
「もりせん」は炭焼焼豚と肉味噌の専門店で、炭焼焼豚は、厳選した国産の生の豚肉のみを使用し、秘伝のタレに漬け込み、炭火でしっくりと焼き上げてあります。
余分な脂を落とし、旨みをギュッと凝縮させた焼豚は、チャーシュー特有の脂が濃厚なタイプではなく、脂身が少なめであっさりとした味わい。
豚肉本来の味を楽しめる逸品です。
早めに食べなければなりませんが、保存料や防腐剤などを使用していない安心安全なのも魅力です。
「もりせん」の炭火焼豚は、冷蔵庫から出して常温に戻し、真空パックから出してそのまま薄くスライスして、おつまみやオードブルとしても焼豚本来の味を楽しめます。
真空パックのまま、80度くらいのお湯で5分ほど温めても柔らかな食感が堪能できます。
ネギとからしを添えて、ネギチャーシューもお酒の肴にぴったりの一品です。
細かく千切りや角切りにして、サラダや素麺の具材に、チャーハンに入れるのが定番の楽しみ方。
「もりせん」の焼き豚は肉の旨みを存分に味わえながら、意外とあっさり。
その味わいは洋風の料理にも合います。
例えばレタスやトマトなどと一緒に挟んでサンドイッチにしたり、ボルシチやポトフ、シチュー、カレーライス、オムライスなどにもおすすめです。
もちろん、ラーメンにはたっぷりと並べて、本格チャーシューメンに。
インスタントラーメンも「もりせん」のチャーシューを入れると特別なものになるでしょう。
しっかりと味付けがされているので、そのほかには薬味などの万能食材として使っても便利でしょう。
焼豚の食べ方として「もりせん」でも一番人気なのが、焼豚丼。
付属のタレに焼豚を絡めながらフライパンでこんがり温めて、熱々をご飯の上にたっぷり。
豚バラのとろける脂身と極上のタレがよくご飯と絡みつく絶品の味わいが楽しめます。
お好みで白髪ねぎや海苔を添えて、また半熟卵や目玉焼きをのせても美味しく味わえます。
忙しい日の一品に便利な焼豚は冷蔵庫に常備しておくといいでしょう。