ラーメン屋さんなどで食べるおいしい煮豚は手間ひまかけて作ったものですが、もっと簡単に自宅でおいしい煮豚を作ることはできます。
お肉をゆでてタレに漬けこんでおくだけのラクラクレシピのご紹介となぜこの材料を使うかについて説明します。
レシピ・作り方
ラーメン屋さんや中華料理店で食べるおいしい煮豚は時間と手間がかなりかかっているもの。
でも専門的な道具を使ったり熟練のシェフでなければできない工程をたどったりしなくても、煮豚を作ることができます。
料理初心者でも簡単にでき、気軽にチャレンジしたくなる煮豚レシピをご紹介します。
自宅のキッチンにある道具を使って手軽に煮豚を作ることができるレシピです。
まず用意する道具は、鍋2つ・おたま、必要な材料は豚肩ロース肉500~600g・水はお肉を鍋に入れた時ひたるくらいの量・紅茶ティーパック1個。
水と紅茶ティーパックの代わりにウーロン茶でも構いません。
漬け汁の調味料はしょうゆ100ml・みりん50ml・酒50ml・酢50ml。
あれば足すとおいしくなるものはおろしにんにくとおろししょうがで、この2つは適量で加えます。
またゆで卵もあると煮卵が一緒に作ることができ便利です。
作り方は初めに鍋へ水を入れ沸騰したらお肉と紅茶ティーパックを入れて煮ます。
ティーパックは10~15分たったら取り出しましょう。
もしアクが出ていればおたまですくい取ります。
もう一つの鍋へ漬け汁の調味料とおろししょうが、おろしにんにくを入れて火にかけ、ふつふつと煮立ってきたら火を止めます。
先に紅茶で煮ていたお肉が熱いうちに漬け汁へ漬け込みましょう。
この時途中で上下ひっくり返すことを忘れずに。
最低でも1時間はそのまま放置しておけばできあがりですが、一晩おいておくとより味がしみ込んでおいしく仕上がるのでおすすめです。
また、お肉を入れるタイミングでゆで卵を入れると煮卵を作ることができます。
おろししょうがとおろしにんにくを加えることで、チャーシューのような仕上がりになり風味が良くなります。
作り方がゆでて漬けおくだけという、非常にシンプルで簡単なため、たくさんのお客さんがくるときのおもてなし料理としても便利。
それに前日から用意しておくことができるため、その他の準備に時間がさけるメリットもあります。
それから、お肉を漬けておいた漬け汁も余ったら捨てずにとっておくと使い道がいろいろあります。
例えば、次回煮豚を作る時の漬けダレにしたり、今度は鶏肉を漬け込んでみたり。
また、ゆで卵をたくさん作って漬け込んでおきいつでも煮卵が使えるようにしておくなどさまざまな使い道を試してみましょう。
ずっと鍋を見張っておく必要もなく、こまめにアクをとったりひっくり返したりする手間もかからない、とてもラクラクなレシピ。
難しい火加減などもないので、失敗が少ない点でも安心です。
レシピのアドバイスとミニ情報
紅茶やウーロン茶を使ってお肉をゆでて、漬け汁につけこんでおくだけで完成してしまう煮豚。
失敗の心配がとても少ない点からも、料理初心者や煮豚作りは初めてでも簡単に取り組めるレシピです。
先に紹介したレシピの中で、紅茶またはウーロン茶を使ってゆでる工程がありましたがその理由を解説します。
紅茶もしくはウーロン茶でお肉を煮ると、脂を落とすだけでなく臭みを消し、さらにお肉を柔らかくする効果も。
これは紅茶やウーロン茶に含まれる、ポリフェノールの一種である「タンニン」が働くためです。
それにお肉自体にお茶の風味がつくためコクがありつつもあっさりとした味わいになる魅力もあります。
他にも、この二つのお茶に含まれるカフェインは、体内の脂肪燃焼に働きかけ、またカテキンもコレステロールや中性脂肪をさげる働きを持っています。
そのため余分な脂をとりたくない時や健康に気を遣ってお肉を食べたい時にはぴったりの調理方法です。
ヘルシーにお肉を食べるという点では、できあがった煮豚を盛り付ける時一緒に野菜を飾るのもひとつの方法です。
肉の脂っぽさからくる胸やけ防止にはキャベツを、脂肪の燃焼を助けるにはその働きをするリノール酸の一種をもつトマトをそえるのがおすすめ。
さらに一緒に作っておいた煮卵も半分に切って飾るといろどりがとてもきれいになります。
先に紹介したレシピのほかに、ネギを使って先に茹でる方法もあります。
その場合は、例えば250~300gのお肉を使う時は、初めに水2カップに酒大さじ2・おろしショウガ適量・長ネギの青い部分2分の1本を入れて強火で煮ます。
沸騰したら弱火にしてたまにアクを取りながら30分ほど煮込み、竹串で刺しても赤い肉汁が出てこなければゆで終わりです。
ゆで終わったらネギを取り出してしょうゆ大さじ5と砂糖大さじ2~3を入れてひと煮立ちさせます。
そのあと煮汁につけたまま冷まし、一晩放置しておきましょう。
水に入れる前にネギを5cmほどにカットしておくと、お肉がゆで終わった時に取り出さずそのまま一緒につけておいて味をしみこませることもできます。
一晩寝かせる時に、お好みで粒山椒や八角、シナモンなどで香り付けを行っても違った風味が楽しめます。
特に香りをつけなくても十分おいしく食べられるので、粒山椒などが好きな人や大人向けの味にしたい時は加えてみてください。
しかしお子さんが一緒に食べる時は、それらの香りが苦手なことも多いので加えずにそのままの方が食べやすい味付けになります。