ラーメンのほか炒飯やサンドイッチなどにも使える焼豚は、自分で作って冷蔵庫に保管しておくと料理の幅が広がります。
おいしく作るには肉選び、煮込み方、一晩寝かせること、などコツがありますので、そういったコツを踏まえながら作ってみましょう。
レシピ・作り方
ラーメンなどにはよくのっている焼豚。
トロトロととろけて味がしかりついていておいしいですよね。
焼豚はラーメンだけではなく、炒飯に入れたり、おつまみとして食べたり、さまざまな食べ方があります。
冷蔵庫に保存しておくと、とても便利な食材なのです。
焼豚はお店に行けば買うことができますが、自分で作れるものです。
自分で作るのは面倒では?と思っている人も多いかもしれませんね。
確かに時間はかかりますが、作り方はそう難しくはありませんよ。
お手製の焼豚はおいしいです。
作り方を知っていれば、いつでも作ることができます。
作り方にはいろいろな方法があります。
炊飯器を使ったり、圧力鍋を使ったりする方法もありますが、基本的な鍋で作るしょうゆベースの焼豚の作り方を紹介しますね。
材料は豚バラ肉、ニンニク、ショウガ、ネギ、水、しょうゆ、酒、砂糖です。
材料は豚バラ肉さえあれば、あとは冷蔵庫に入っている食材ではないでしょうか?
下準備として、肉に塩を塗ります。
全体にまんべんなく塗りこんでくださいね。
その後ラップでくるんで1時間ほど置いておきましょう。
冷蔵庫などに入れる必要はないですよ。
常温で大丈夫です。
次は1時間ほど置いた肉をタコ糸で縛っていきます。
きっちり縛ることで形が崩れにくくなりますよ。
いよいよ煮汁作りです。
ニンニク、ショウガ、ネギ、水、酒、砂糖、しょうゆをすべて鍋に入れて、豚肉を投入し煮込みます。
沸騰したら中火にして1時間ほど煮込みます。
アクや油はきれいに取り除きましょう。
後は煮込むだけです。
沸騰させないように注意しながら煮込みましょう。
時間は3時間ほど。
放置しておけばおいしい焼豚ができあがりますよ。
煮込み終わったらジップロックや密閉容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。
お好みでハーブなどを入れておくと、香りがよくなりますよ。
基本的な作り方を知っていれば、味つけはお好みで変えることができますね。
一緒に入れて煮込む食材や調味料によっても、違った味を楽しむことができます。
自分で作れば添加物などの心配もなく、安心して食べることもできます。
煮込んだタレをラーメンのスープにするのもオススメです。
焼豚を煮込んだタレなので、相性はバッチリです。
冷蔵庫に保存しておけば、ご飯に乗せて食べたり、パンにはさんで食べたりすることもできますよ。
白髪ねぎやキムチなどを添えておつまみとしてもおいしくいただけます。
焼豚のレシピはいろいろあります。
作り置きしておくと重宝しますし、料理のレパートリーも広がるでしょう。
おいしくなるコツと豆知識
焼豚の作り方は意外と簡単です。
豚肉と調味料を入れて煮込むだけ、というシンプルな方法でおいしい焼豚ができてしまいます。
そうはいっても、どう作ってもお店売っているようなおいしいものができるというわけではありません。
味が薄かったり、濃かったり、肉が硬くなってしまったりすることもありますね。
せっかく作るならおいしく作りたいものです。
おいしく作るにはどのようなコツがあるでしょうか?
おいしい焼豚を作るコツとして、大事なことの一つはお肉選びです。
インターネットや本など焼豚の作り方はたくさん掲載されていて、材料もいろいろです。
使用するお肉も豚肩ロース、バラ肉などばらつきがありますね。
お肉の固さの好みもあると思いますが、とろけるようなとろとろの焼豚を作りたいならバラ肉を、あまり油っこくないものが好きな人は肩肉がオススメです。
肩肉にはサシと呼ばれる白い筋がたくさん入っているほど、しっとりとした焼豚ができあがります。
サシというのはマグロにもある白い筋で、筋があると硬いという印象がありますよね。
しかし、このサシはある程度の温度までいくと溶け出すという性質があり、煮込んでいるとやらかくなるのです。
もも肉はパサパサしやすいので、慣れていない人は避けた方がいいでしょう。
焼豚はやわらかい方が好き、という人は多いでしょう。
肉をやわらかくするには煮込み方にもコツがあります。
調味料をすべて入れて沸騰させてから肉を入れますが、その後煮込む際にはグラグラするほど沸騰させないようにすることです。
タンパク質は低温で変質するため、赤身の肉をグラグラするほどの強火で煮ると、硬くなってしまいます。
煮込む火加減には要注意です。
グラグラする直前くらいにしておくことが大切ですよ。
また、ビールや香味野菜で煮ることで、肉の臭みを取るとともに、肉をやわらかくしてくれます。
さらに赤味の肉は濃い味で煮ると硬くなってしまうので、最初は味つけをせずに煮込むといいでしょう。
焼豚を作った時のタレは、何度も作ることでさらにおいしくなりますよ。
最初はしょうゆの味が濃く出ていますが、2回目、3回目と作ることでしょうゆの味はやわらかくなり、おいしくなります。
また、おいしい焼豚にするには、一晩寝かせることです。
その間に、余分な脂肪がタレの表面に浮き出し、取り除きやすくなります。
そうすることで、肉汁が肉の中にしみこんでいきうまみとコクが出るのです。
ちょっとしたコツでおいしい焼豚ができあがります。
注意しながら作ってみてください。