家庭で美味しいチャーシューを作るには、本格的な道具が必要と思っていませんか?
実は、プロが作るのに限りなく近いチャーシューを簡単に作る方法があるのです。
ジップロックと家庭ではおなじみの豚肩ロースを使うだけですから、すぐにでもチャーシュー作りを始められます。
レシピ・作り方
チャーシューを家庭で作ってみたいけれど、豚肉の大きな塊をタコ糸で縛ったりするのは大変そうと思ったら、もっと簡単な方法でチャーシュー作りにチャレンジしてみませんか。
日頃使い慣れたジップロックを使えば、豚肉を煮込んでからタレに浸け込む手間もかからず時短で味の浸み込んだ美味しいチャーシューが出来上がります。
早速、レシピを紹介しましょう。
ジップロックで簡単に作れるチャーシューの材料は、次の通りです。
まずは豚肩ロースの塊肉を300gから400g程度、特売にも出やすい食材ですから気軽にチャーシュー作りにチャレンジできそうです。
あとは、生姜を2片から3片、長ネギの青い部分を1本分、にんにくを1片と調味料を用意するだけです。
調味料は、塩、こしょう、しょうゆ、はちみつをそれぞれ少しずつと日本酒を100cc使います。
早速、チャーシューを仕込んでいきましょう。
豚肩ロースをフォークでグサグサと刺してから、表面全体に塩とこしょうを小さじ1ずつすり込みます。
次は、もうジップロックの登場です。
肩ロースを残りの材料全てと一緒に、ジップロックに入れてください。
残りの材料とは、日本酒100cc、しょうゆ大さじ1、はちみつ大さじ1、生姜2片から3片、にんにく1片、長ネギの青い部分1本分です。
肉と調味材料を入れたジップロックは、空気を抜いてしっかり閉じたら、冷蔵庫で一晩寝かせます。
翌日、浸け込んだ肩ロースをジップロックごと鍋に入れて、肉部分が完全に浸るくらいまで水を注ぎます。
ジップロックが開いてしまわないようにしっかり閉めておく必要がありますが、心配であればジップロックを二重に重ねておくと安心です。
鍋を火にかけたら、強火で一度沸騰させます。
お湯が沸騰したら火を止めて鍋にフタをし、30分から40分ほどそのままにしておきましょう。
鍋から上げたジップロック内の肩ロースからは、肉汁が染み出ているはずです。
肉汁が澄んだ色をしていれば、肉に火が通っている証拠です。
その状態でも完成ですから、ジップロックに入れたまま保存しておくのも良いでしょう。
もう少しこんがりとした焼き色をつけたいと思ったら、フライパンに油を引いて肉の表面を強火で炙るのもおすすめです。
焼き目が付いたところで漬け汁を少し加えると、照り焼きのような状態になって堪らない美味しさです。
こんなに簡単に出来るチャーシューですが、ラーメンに乗せるとインスタントでも絶品の美味しさに思わず唸ってしまいます。
チャーシュー丼やチャーハンなどのアレンジも、試してみてください。
レシピのアドバイスとミニ情報
ジップロックで簡単に作れるチャーシューは、身近な材料で片手間にでも美味しく仕上げられるのが便利なメニューです。
しかも時短レシピですから、ガス代の節約にもなって家計を浮かせられるでしょう。
ここでは、ジップロックチャーシューを作るときのミニアドバイスをいくつか紹介します。
手軽に作れるチャーシューも、ここぞというところでポイントを押さえておくと失敗しません。
ジップロックチャーシューで使う豚肉は、塊は塊でも何キロもある豚バラ肉ではありません。
スーパーでも簡単に手に入れられる豚肩ロースですから、特売のときにでも購入してチャーシューを作っておくと、食べたいときにいつでも美味しいチャーシューを味わえます。
豚肉の仕込みとして最初にフォークで穴をあけていきますが、このときは肉の全面にまんべんなくフォークを刺すようにしましょう。
タレが浸み込みやすくなるだけでなく、豚肉の繊維を絶つことから柔らかいチャーシューに仕上がります。
肩ロースをジップロックに入れてからは、完全に空気を抜くようにしてください。
空気が入っていると肉がタレに密着しない部分が出来てしまい、味にムラが出てしまいます。
きちんと空気を抜いておけば、豚肉に十分にタレの味が浸み込むため、ジップロックに入れたままお湯で煮ただけでも美味しいチャーシューになります。
そのまま食べてもふんわりとやさしい味ですが、もう少しパンチのある見た目や歯応えのチャーシューに仕上げたい場合は豚肉に焼き目をつけてみてください。
残ったタレだけを煮詰めて、チャーシューにかけるのもおすすめです。
タレは、少し煮詰めただけでコクが出てきます。
チャーシュー丼にするときなど、美味しいタレがかかっているかいないかで全体の満足度が違ってくるでしょう。
チャーハンにするときも、タレを調味料として少し使うと味に深みが出てきます。
ラーメンに乗せるときには、お好みで炙ると豚肉の脂が染み出てきてスープとよくマッチします。
いろいろな料理に使ってみることで、チャーシューの応用もオリジナルのレシピになってくるものです。
チャーシューを保存するときには、全てのタレに浸け込んだままにしておくと味が濃くなり過ぎる可能性があります。
濃度はお好みですが、最後までチャーシューを美味しく味わうためにも、適度な量をまわしかけて残ったタレはチャーシューとは別に保存しておくことをおすすめします。
タレだけ、別の料理に使ってみるのも重宝します。