チャーシューを自宅で作るなんて、考えたこともないという方も多いかもしれません。
しかし、ちょっとした工夫で、チャーシューは自宅でも簡単に作ることができます。
こちらでは、初心者でも自宅で簡単にチャーシューを作れる方法をご紹介しましょう。
フライパンで簡単に作れるレシピ
チャーシューといえば、ラーメンには欠かせない具。
でも自分でつくるとなると、あれほど手の込んだものをつくるのはかなりの手間がかかります。
しかし、専門的な道具がなくても普段料理している自宅のキッチンでおいしいチャーシューを簡単に作ることは可能です。
面倒でないだけではなく、しかもおいしい一品ができあがれば日頃の料理にプラスして使うこともできます。
ここではフライパンを使って手軽にできる「らくらくチャーシュー」の作り方を説明します。
いつでも絶品チャーシューをストックしましょう。
まず用意するものですが、使う道具はフライパン・落とし蓋・厚手の食品用ポリ保存袋またはタッパー。
そして材料は、豚バラブロックを好きなだけ、ただしフライパンに収まり、蓋ができる量にしましょう。
その他味付けの調味料として、砂糖大さじ2・みりん大さじ2・酒大さじ4・しょうゆ大さじ4・唐辛子適量を用意します。
豚バラブロックは週末などの特売日を狙ってお得に大量購入しておきたいもの。
ちなみにタッパーも全てのチャーシューが入りきるくらいの大きさや個数を用意しておきましょう。
道具と材料が用意できたら作り方です。
本格的につくると何工程も重ねる手間のかかる料理ですが、今回はたったの3工程で終了します。
はじめにフライパンを熱して強火で豚バラブロックの表面だけを焼きます。
こんがりと焼き色がつくくらいに焼きましょう。
焼き終わったら中火にして調味料と唐辛子をフライパンに入れ、沸騰してきたところで落し蓋をし火が消えそうなくらいの弱火で完全に豚バラブロックの芯まで火を通します。
この時間は約15分くらいですが煮汁を完全に煮詰めないよう注意しましょう。
芯まで火が通ったら粗熱をとったあと、用意しておいた厚手の食品用ポリ保存袋かタッパーへ煮汁ごと移します。
さらに冷めてきたところで冷蔵庫へ入れて勝手に味がしみこむのを待つだけです。
落し蓋ですが、木蓋を用意しなくてもアルミホイルやクッキングペーパーで代用が可能です。
代用させる時は、フライパンより少し小さめにカットして使うと便利。
しかも洗う手間がかからず捨てるだけなのでラクラクです。
それから、できあがったばかりの冷ましていない温かいものより、一度冷まして冷蔵庫で冷やしたものの方が味が良くしみこんでおいしくなります。
必ず一度は冷やして味をなじませるようにするのがポイントです。
あとは使いたい時に欲しい分だけカットして使えばストック食材にもなります。
豚バラブロックで簡単に作れるレシピ
ラーメンなどにのせられているとてもおいしいチャーシューを自宅で手軽に作ることができたら、家族も大喜びです。
しっかり煮込んで味のしみたチャーシューは、冷蔵庫に入れておくと日持ちもするのでいざという時のストック食品としても重宝します。
ここでは少しだけ本格的にでも簡単に自宅キッチンでチャレンジできる豚バラブロックチャーシューづくりの方法をご紹介します。
まず用意する材料は、豚バラ肉800g~1kgの塊のもの。
煮汁用として水800ml・しょうゆ200ml・酒200ml・砂糖30g・ネギ少々・ニンニク5~7片・しょうが5mmにスライスしたものを7枚です。
その他、塩・ラップ・食品保存用ポリ袋・深さのある鍋・たこ糸・まな板も用意しておきましょう。
たこ糸は料理用として売られている物もありますが、見つからなければホームセンターや100円ショップで購入できる一般的なたこ糸で構いません。
では作り方ですが、初めに豚バラ肉をまな板へ伸ばして置きまんべんなく塩をふりかけます。
全体へ塩をふりかけ塗りこみが終わったらラップに包んで1時間ほど常温で放置。
この時丸めて包んでしまえばOKです。
時間がたったら次にたこ糸で肉を縛ります。
丸めた状態からほどけないようしっかりと縛りましょう。
この作業さえ終わればあとは簡単です。
もし豚肉の臭みが苦手であれば、煮汁で煮込む前に水で1時間ほど煮込むとくさみがとれます。
肉の準備が終わったら、鍋に煮汁用の調味料を全て入れ軽く混ぜた後で肉もそこへ入れ強火にかけます。
一度沸騰したところを確認したらあとは中火にして1時間ほどじっくり煮込むだけです。
煮込みながらたまに様子を見て浮かんできたアクや脂をすくい取りましょう。
その後も弱火~中火にしてコトコト煮込みますが、肉をひっくり返す頻度は1時間に1回程度に抑えるのがきれいなチャーシューを作るポイント。
何度もひっくり返しているうちに肉の脂身が崩れ、形が保てなくなってしまいます。
合計煮込み時間は3時間ほどで、煮込み終わったら火からおろして食品保存用ポリ袋に煮汁と一緒に肉を移します。
あとは粗熱をとったあと冷蔵庫へ入れてよく冷まし味をしみこませましょう。
もしあれば、ローリエなどの香草を一緒に袋の中へいれてもおいしくなります。
作った時にすぐ使いたい時は、冷蔵庫で2時間は冷やしてからがおすすめ。
使わない分はそのまま冷蔵庫に保存してさらに味をしみこませておきましょう。
また、煮汁を薄めてラーメンスープとして使うことも可能。
とてもおいしいチャーシュー麺ができあがります。
電子レンジで簡単に作れるレシピ
おいしいチャーシューが食べたい、でもできれば自分で手作りしたいという望みがあってもイチからのチャーシュー作りはなかなか思い切れないものです。
さらにお子さんがいたり仕事をしていたりと時間も手間もかけられないという時には、買ってくるしかないとあきらめてしまいがち。
でもそんなワガママを叶えてくれる、電子レンジを使った手作りチャーシューのレシピをご紹介します。
手軽かつおいしいので、いつでもストックしておきたい一品になります。
まず用意するものは、電子レンジ・耐熱容器または深めのお皿・ラップ・竹串。
必要な材料は、豚肩ロースかたまり肉300~400g、もしそれ以上の大きな塊を用意した時は縦長に切っておきます。
調味料は、砂糖大さじ3・しょうゆ大さじ3・オイスターソース大さじ1.5・酢大さじ1・塩大さじ0.5・おろししょうが小さじ1・おろしニンニク小さじ1。
最後の二つはチューブタイプのものを使えばOKです。
材料の準備も簡単で下ごしらえいらずなので、手早く作れてしまうのがこのレシピの大きな魅力です。
作り方は、初めに耐熱容器または深めのお皿に調味料を全て入れよくまぜたあと肉を入れてなじませます。
もう少し時間をかけてみたいと思う場合は、ジッパーのついた食品保存用袋やタッパーに入れて何時間か寝かしておいても構いません。
でも特に漬け込まなくてもおいしく仕上がります。
準備ができたらラップをかけて電子レンジ500wで5分調理。
用意した肉の量に合わせて、例えば400gに近い時は6分、500g以上のある時は7分のように調理時間を調整します。
時間がたったら一度取り出してラップをはずし、肉を裏返してラップはかけずにさらに7分調理します。
調理時間終了後、竹串をさして赤い肉汁が出なければできあがり、出る時はもう1分加熱しましょう。
電子レンジから出して粗熱をとったあと、ちょうど良い厚さにスライスして容器やお皿に余ったタレをかければできあがり。
鍋で煮込むなど時間をかけてできあがるはずのチャーシューがあっという間にできてしまいます。
電子レンジでチャーシュー作りを成功させるポイントは、豚バラブロックではなく豚肩ロースを使うこと。
また、ワット数の調整できる電子レンジの場合はワット数の設定に注意しましょう。
簡単にできたチャーシューと千切りキャベツをのせてチャーシュー丼にしてもおいしいです。
お肉の特売の日にはぜひ購入してつくってみてください。