ご飯が止まらなくなるほど美味しい、チャーシューエッグ丼をご存知でしょうか?
築地の場外市場にある定食屋で大人気を呼んでいるメニューで、庶民的なところが受けています。
家庭で再現するなら、美味しいチャーシューさえあればOK。
ここでは、チャーシューエッグ丼のレシピを紹介します。
レシピ・作り方
チャーシューエッグ丼をまだご存知ない方のために紹介しておくと、ご飯の上に柔らかくジューシーなチャーシューと半熟の目玉焼きが乗った丼がチャーシューエッグ丼の正体です。
至ってシンプルなメニューにもかかわらず、ハムエッグのようにどこの家庭でも作られていない理由は、ただ一つ。
美味しいチャーシューが、いつでも自宅にある家庭ばかりではないためです。
それなら、市販のパックのチャーシューを買ってくればいいと思うかもしれません。
実は、パック詰めされたものでも、美味しいチャーシューエッグ丼は作れます。
しかし、究極に美味しいチャーシューエッグ丼となると、話は違ってきます。
というのも、チャーシューエッグ丼の美味しさの秘密は、チャーシューがある程度のぶ厚さでホカホカご飯の上にゴロンと盛られていること。
そうなると、ブロックの状態から自分の好みの大きさにカットするのが良さそうです。
ご飯を頬張ったときに、チャーシューの薄さを感じてしまうようでは、今ひとつなのです。
チャーシューを手作りするのは大変そうですが、レシピによっては簡単に作れます。
あれこれ考える前に、作りにかかってしまいましょう。
まずは、材料を準備します。
3人前として、豚バラ肉のブロックを300g用意してください。
タレの調味料は、しょうゆ100ccにみりん30cc、にんにく2片、しょうが2cm角、昆布4cm角のみです。
豚バラ肉に軽く塩をまぶしてタコ糸で縛ったら、鍋に肉がヒタヒタにかぶるくらいの水を入れてにんにくとしょうがを投入します。
そのまま1時間ほど火にかけ、煮込んでください。
タレは、しょうゆとみりんを合わせて火にかけ、ひと煮立ちさせておきます。
豚肉が煮えたら、すかさずタレの中に浸け込んでください。
1時間ほどタレに漬け込んだチャーシューを引き上げ、冷めたら好きな大きさに切り分けます。
フライパンでチャーシューを焼き、良い加減の焼き目が付いたら、卵を落としてハムエッグのように焼いていきます。
半熟状がおすすめですが、好みの硬さに卵が焼けたら、丼にご飯をよそってチャーシュー、目玉焼きの順に盛りましょう。
後は、チャーシューのタレを少しまわしかければ、チャーシューエッグ丼の完成です。
できたてを温かいうちにハフハフと食べるのが、美味しく食べるコツ。
余ったら、おにぎらずの具などにしてみると喜ばれるでしょう。
そのままで、お酒といっしょにおつまみに出しても相性は抜群です。
レシピのアドバイスとミニ情報
チャーシューエッグ丼に使うチャーシューは、あっという間に手作りできます。
ただ、いくつか注意しておかないと、理想のチャーシューエッグ丼とは少し違ってしまうかもしれません。
そこでここでは、究極のチャーシューエッグ丼作りを自宅で成功させるためのコツを紹介しましょう。
チャーシューエッグ丼のためのチャーシューは、豚肉のブロックをタコ糸で縛ってお湯と香味材料で煮込んでからタレに浸け込むだけのレシピ。
材料もシンプルで、手間も簡単ですから、お子様にもチャレンジできるほどです。
タレに豚肉を浸け込むときは、ジップロックなどを利用してみるのも便利です。
タレを混ぜるときからボールやお皿が不要で、手を汚す必要もありません。
タレに漬け込んだチャーシューを切るときには、完全に冷めてからにしましょう。
温かい状態ですと、肉に刃を入れた途端に崩れてきてしまう可能性があります。
チャーシューエッグ丼はチャーシューが崩れていても味に変わりがないのですが、どちらかといえば形が整っているほうが、見た目がより美味しそうに見えます。
温かいうちにカットすると全体が崩れてしまうかもしれませんから、丼メニューに使う以外のことも考えるときれいな形で残しておくほうがよいでしょう。
そのためにも、しっかり熱を冷ましてから切ることをおすすめします。
目玉焼きを半熟に仕上げたほうがおすすめの理由も、紹介しておきます。
半熟の黄身が目玉焼きからとろんとあふれ出てきたときの興奮は、食欲をかきたてます。
また、チャーシューやタレに黄身がからむことで、味がまろやかになるのも美味しさの秘密です。
卵かけご飯が好きな人には、ご飯にからんだ黄身もたまらないでしょう。
いくつもの美味しいポイントを一緒に味わえることで、チャーシューエッグ丼は最強の人気丼となっているのです。
お肉とご飯と卵、丼いっぱいにこれだけの食材を盛って食べたら、栄養のバランスが心配になってくるかもしれません。
しかし、チャーシューエッグ丼に、キャベツの千切りなどを盛るのは止めておいたほうがいいかもしれません。
口に当たるキャベツの角が際立って、お肉と卵とご飯のまろやかさがかき消されてしまう可能性があります。
とりあえず野菜のことは忘れて、口当たりが優しい食材で口の中を満たすのが、チャーシューエッグ丼を究極に美味しく味わう秘訣。
家族やお友達にもぜひとも紹介して、チャーシューエッグ丼の美味しい輪を広げましょう。